頭がいつもスッキリな人が実践「なるほど」な工夫 価値がある情報と価値がない情報を「分ける」
会議をうまくまわすコツ、すなわち複数の頭の中を整理するコツは次の2つです。
1 使用する言葉の定義を決める
言葉の定義が行われないまま会議を進めると、お互い意味やニュアンスを取り違えてしまい、議論がかみ合わないというロスが発生してしまいます。たとえば、「マーケティング」という言葉。この言葉の意味を「販売計画」と捉える人がいる一方で、「市場調査」という意味で使う人もいます。
その状態のまま、「マーケティングの重要性」を話し合ったとしても、何も生まれませんよね。「マーケティング=販売方法」などと言葉の意味を統一しておけば、大きなズレも起きず、よりスマートな会議になります。解釈にバラつきがありそうな言葉は、あらかじめピックアップして定義しておきましょう。
2 できる限り、会話、会議の流れ(発言、決定事項)を図式化する
同じ言葉を聞いても、頭の中に思い浮かべるイメージはそれぞれ異なります。こうしたズレはお互いなかなか気づきません。結果、とんちんかんな会話や会議になってしまうことも、よくあります。
議論の内容や流れを図式化しながら進行すると、常に正しい現状が理解でき、頭も整理されます。また、同じ図や映像を見ながら話すため、参加者全員の頭が同じ状態になります。
よって議論がスムーズに進み、結論を出すことができるというわけです。キレイにカッコよく書く必要はありません。
このとき大切なのは、「わかりやすさ」。言葉だけを書き出すのではなく、線や四角、丸などを使って、関係性がわかるように書き出します。複数の頭の中を整理するコツは、「言葉の定義」や「会話の図式化」を通じて、皆で「共有できるもの」をつくることと言えるでしょう。
頭がすっきりしていれば本当の力を出せる
頭の中がモヤモヤしていると、知らず知らずのうちに、余計なことに気を取られたり、目の前のことに集中できなかったりして、仕事ははかどりません。頭がすっきりしていれば、結果も出るし、効率よく動けるようになり、あなたの本当の力を存分に出せるようになります。
頭の中に入れるべきものを選び、悩みの種を増やさず、雑念は捨て去る。
いろいろなものを引き算して頭の中の環境を整えることで、新しいものの吸収もはかどります。頭の中を片づける方法はいろいろとありますが、今回、ご紹介した3つの片づけ法は、始めたその日から効果を実感しやすいはずです。
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