ローソンは東北808店のうち453店が営業中、東北への物資供給優先も食品生産の一部拠点は操業再開メド立たず【震災関連速報】

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ローソンは東北808店のうち453店が営業中、東北への物資供給優先も食品生産の一部拠点は操業再開メド立たず【震災関連速報】

「東洋経済オンライン」の取材の結果、ローソンでは14日8時30分現在、東北エリアでの店舗808店のうち、営業中なのは453店、その他は営業できない状態になっている。

加盟店の影響は完全には把握できていないが、社員の安否は確認したという。現在、現地に情報収集のために社員7人を派遣している。交通手段が整えば、計100人に増員する計画だ。

物資の供給も、まず東北地方を優先している。都内と千葉県エリア向けに弁当、おにぎりを製造している船橋工場が海沿いで操業再開のメドが立っていないため、首都圏店舗では商品が不足気味。全国的にも、原材料の供給などが細っており、一部で影響の出ている店舗もあるという。

首都圏の計画停電に際しては、停電時にはPOSレジ、冷蔵庫を始め電源供給が一切絶たれるが、営業は継続する計画。レジの使用を発注する際の機械は停電後1時間は計算する機械としてレジ代わりに使う。クレジットカード、ポイントカード、収納代行は受け付けられない。冷凍庫も、閉め切れば1時間程度は保つが、溶けてしまえば廃棄もありうるという。

なお、今2012年2月期の業績に対しては、ある程度の影響が予想されるが、現段階で推計は不可能なため、「東洋経済オンライン」では、表記予想に震災の影響は織り込んでいない。 


《東洋経済・最新業績予想》
 (百万円)   営業収入  営業利益   経常利益  当期利益
連本2010.02      467,192     50,275     49,440     12,562
連本2011.02予     440,000     54,000     52,600     23,700
連本2012.02予     444,000     55,000     53,500     16,000
連中2010.08      221,205     30,148     29,690     12,288
連中2011.08予     223,000     30,500     30,000      4,500
-----------------------------------------------------------
          1株益\    1株配\
連本2010.02        126.7        160 
連本2011.02予       237.3        170 
連本2012.02予       160.2        170 
連中2010.08        123.4         85 
連中2011.08予        45.1         85 
山川 清弘 「会社四季報オンライン」編集部 編集委員

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やまかわ・きよひろ / Kiyohiro Yamakawa

1967年、東京都生まれ。91年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東洋経済新報社に入社後、記者として放送、ゼネコン、銀行、コンビニ、旅行など担当。98~99年、英オックスフォード大学に留学(ロイター・フェロー)。『会社四季報プロ500』編集長、『会社四季報』副編集長、『週刊東洋経済プラス』編集長などを経て現職。日本証券アナリスト協会認定アナリスト、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。著書に『世界のメディア王 マードックの謎』(今井澂氏との共著、東洋経済新報社)、『ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ』(幻冬舎新書)など。

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