アマゾンが社員に「LinkedIn」を使わせる理由 世界的人材争奪戦に勝つためのあの手この手

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優秀な人材を雇い入れ、最大限にパフォーマンスを発揮させることは企業にとって大切なことです(写真:World Image/PIXTA)
1995年に創業し、時価総額世界一にもなった巨大企業アマゾン。特筆すべきは、同社は今も驚異の成長を続けていることだが、その原動力は画期的なサービスや技術力ではなく、ジェフ・ベゾスたちが試行錯誤の末にたどり着いた人事制度である。優秀な人材を雇い入れ、最大限にパフォーマンスを発揮させることで、持続的な成長を可能にしている。その人事制度ができあがっていくのをアマゾン内部で体験した佐藤将之氏の新著『amazonのすごい人事戦略』から、アマゾンが優秀な社員を採用するため実施している、ちょっと変わった施策を紹介する。

レベル8以上の社員はLinkedInに全員登録

日本の大企業では、色が付いていない新卒を採用し、採用後の教育で会社の色に染めるという考え方が今も多いと思います。でも、アマゾンの考え方はそれとは対照的です。

amazonのすごい人事ー最強組織の採用・育成・評価
『amazonのすごい人事戦略』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

アマゾンの採用の基本は中途採用です。新卒も採用しますが、一度か二度、どこかの会社で社会人経験を積み、そこで実績を残した方が、転職という形で入ってくるケースが9割以上です。

もちろん新卒採用もしています。ただ、新卒と言っても、いわゆる日本の大学や大学院を出て4月に入りますという人だけではなく、MBAなどを取られた方を採用するのも新卒扱いになります。

その場合よくある採用の仕方は、夏休みなどにインターンで来てもらって、プロジェクトを担当してもらう。その後、卒業したらそのまま採用というパターンです。

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