2万3万はザラ!海外で激売れする「日本酒」の正体 プロが勧めるおすすめ日本酒4選も紹介
北京の高級ホテル内の和食店では「梵 夢は正夢」(加藤吉平商店)が15万円に値付けされていました。日本価格は1万1000円(税込)なので10倍以上。ネームバリューや希少価値があれば、日本国内価格の何倍にもなりえる例でしょう。
ドバイで1本60万円といわれるのが「夢雀」。山口県の堀江酒場と同県のベンチャー商社「Archis」が製造販売しています。国内での価格は新しいヴィンテージで8万8000円。飲んだことがない筆者には香味を紹介できませんが、1本60万円とははたしてどんな味わいなのか興味は尽きません。
最近国内で注目を集めているのは、ネット上での広告を見ない日はない「SAKE HUNDRED」でしょう。「心を満たし、人生を彩る、100年先まで光照らすように」というブランドパーパスをもつ「SAKE HUNDRED」は、“プレミアム”の上をいく“ラグジュアリー”というあらたな日本酒カテゴリーを打ち出し、高級日本酒の大注目株となっています。いくつかある商品のなかでもメインとなる「百光」は3万8500円。
現在はネット販売のみで、予約開始から3日で完売となったという人気です。ネット広告のみならず人気若手俳優の村上虹郎さんをコンセプトフィルムに迎え、精力的なPRを行っています。
ロマネコンティを思わせるようなラベルデザイン、「白桃のような味わい」というわかりすい香味表現もイメージアップの重要な要素です。日本酒ってこんなにかっこよかったんだと思える販売戦略で、新たな市場開拓につながっています。「獺祭」以降の大きなニュースではないでしょうか。
商品の価格設定は最も安価な 「天彩 -AMAIRO-」が 500㎖で1万5400円円。最も高額な「現外 -GENGAI-」は500mlで22万円。
日本酒720mlの一般的なボリュームゾーンは1500円弱~2000円程度なので10倍~150倍の価格になります。
おすすめの日本酒4選
さて、ここで筆者おすすめの日本酒をご紹介します。
本文でも紹介した注目株。味わってみる価値はあるだろう。
https://sake100.com/item/byakko/latest
2 超特選 純米大吟醸 残響 Super7 720㎖ ネット価格3万3000円
伯楽星のプレミアムミアムライン。精米歩合7%。
https://niizawa-brewery.co.jp/item/180/
3 梵 超吟 720㎖ 1万3000円
国内外で熱狂的なファンを持つ銘柄。海外でプレミアム価格として取引される商品。
https://www.born.co.jp/product/chogin/
4 TOKYO PREMIUM SPARKLING SAKE 心 -Shin- 730㎖ 1万9800円
東京産の原料を使い、ソムリエのアッサンブラージュとシャンパーニュ(瓶内二次発酵)方式で生み出されたプレミアム・スパークリング日本酒。製造は、東京で400年以上の歴史を持ち、明治神宮、神田明神のお神酒をお納めする豊島屋本店と(一社)SAKE女の会。
https://bit.ly/3j5aLjW
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