新型「ロードスター」、いち早く乗ってみた!

4代目オープンスポーツの進化に世界が注目

3915☓1730☓1235mmのスリーサイズは、初代と同じ低さで、55mm短く、55mmワイドだ。ホイールベースは+50mmの2315mmに伸ばされたものの、2315mmという短さだ

試乗ステージは年の瀬も迫った2014年12月、静岡県・伊豆の山間部にあるサイクルスポーツセンターだ。結論を急ぐようだが、アップダウンの激しい全長5キロメートルほどのクローズドのコースでその実力を試してみた結果、4代目ロードスターは正常進化以上の何かを手に入れた、非常に魅力的な2シーター・ロードスターに仕上げられていた。

いざ、実車を前にすると、誰もがスタイリングの絶妙さに心を奪われるだろう。初代ロードスターとは違う姿形だけれど、低く地をはうようなスタイリングからロードスターの後継だという印象を受けるし、明らかに最近のマツダらしいデザインだ。

初代と同じ大きさながら現代的なスタイリング

削ぎ落としたラインと緊張感のある面は力強い疾走感を表現していて、前田育男氏率いる近年のマツダ・デザインがもっとも艶やかな形でロードスターという実を結んだと感じた。大きさは、初代と同じ低さで、全長が短く、幅が広い。典型的なスポーツカーらしいフォルムに、短いオーバーハングで現代的なスタイリングを得ている。

ドアハンドルを引いて、低い運転席に滑りこむ。囲まれた感じのするコックピットから眺めると、「デミオ」以降、内装の質感が高まっており、そのノウハウがロードスターにも活かされていることがわかる。着座位置は3代目よりも低いが、ボンネットの位置も下げられているし、フロントガラスを左右と上方向に拡大されているので、前方の見晴らしは驚くほどいい。

走り出してみても、期待はまったく裏切られなかった。いや、いい意味で期待は裏切られたと言っていい。カチッとした操作感のシフトヘッドを1速に入れて走りだす。クラッチの遊びがほどよく、つなぎやすいため、ATに慣れてしまった人でも安心してマニュアルで運転できる。

アクセルを踏み込むと、踏み込んだ分だけしっかりと前進するようなリニアな加速感だ。以前のマツダ車が初期に飛び出すような加速感があったのに対し、かなり大人っぽくなった印象を受ける。

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