大変すぎる!先生がぶっちゃける「運動会の裏側」 運動会の練習や準備は「9割がダンス」の声も
「1年生のダンスは、幼稚園の先生から『簡単すぎる』と言われることがあります。『幼稚園のときはあんなに難しいダンスをやらせていたのに……』と残念に思われるみたいです。『今年は言われないように』と奮起して、難易度をあげた年もありました(笑)」(千葉県 公立小学校K先生 30代)
なんと、運動会のダンスにそんな要望もあるとは……。そんなことを言われたら悔しくて、つい頑張ってしまう先生たちの気持ちもわかりますが、「いいよ、気にしなくて!」と言いたくもなります。
「組体操」でもダンスの要素が増えた、という声もありました。最近はコロナ禍で組体操をやめた学校が多いですが、7、8年前から組体操による事故や怪我の多さが知られるようになり、危険度が高いピラミッドなどのワザをやめ、代わりに隊列変更などダンス的な要素で見せ場をつくる傾向があったのだとか。それはそれで難易度が上がり、練習時間が増えていたようです。
ほかにも動線確認、トイレ掃除
ダンスの練習のほかに時間がかかるものとしては、「かけっこの並び順」や「競技ごとの入退場」の練習もあげられました。つまり「見栄え」が重視される傾向があるようです。
「5月の運動会は、1年生にとっては入学してすぐなので、他のクラスの子の顔までわからない子もいます。『誰の隣に並ぶ』といってもなかなか覚えられなくて、時間がかかってしまったことがありました」(千葉県 公立小学校K先生 30代)
「学年主任だったときは、種目ごとの入退場の動線を確認するために校庭の図面を起こして『ここから入って、こう進む』といった確認をしていました」(長崎県 元公立中学校Y先生 60代)
そんな作業もあったとは。たしかに言われてみたら、我々も子どものときに「かけっこの並び順」や「入退場」をさんざん練習したはずですが、すっかり忘れていました。それに子どものころは、先生たちが裏でどんな「お膳立て」をしていたかなんて考えもしなかったものです。
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