書かれていない筆者の真意を汲み取る国語訓練法 体験を結び付けて、文章を頭の中で映像化する
「そんなの非科学的だ!」などと言っていたら、お子さんの国語力と生きる力は育ちません。なぜなら、物語も人生も「科学的ではない」からです。科学なら、いつどこで、誰が何度やっても同じ結果にならなくてはいけませんが、物語にも人生にも再現性はありません。
だからこそ私たちは、ある時、ある場所で、誰かの身の上に起きた一度限りの体験を読み、生きる術を学ぶのです。その際、主人公の考え方、生き方が、話の結末に大きく影響してくることを子どもたちにわかってもらえないのなら、物語を読ませる意味がありません。
なぜって、そこから教訓(幸せになる秘訣)を導き出すのが、読書というものの醍醐味だからです。
いかがですか? 「見えないものを観る目」を持つ子と、それを持たない子の読書では、得られるものに雲泥の差があること、おわかりいただけたでしょうか。
「ものの見方」は訓練で身につけられる
「見えないものを観る目」は、そのような「ものの見方」を教えられたことかあるかどうかに大きく左右される力であり、訓練によって、誰でも後天的に身につけることのできる力です。
実際、私の教室では、国語が苦手という子に独自のトレーニングを施した結果、偏差値が大きく伸び、全国模試で国語1位をとる子も出てきています。
国語力を伸ばすためには、「見えないもの」をできる限り否定せず、お子さんを想像力豊かにお育ていただくことが大切だということを、おわかりいただけたら幸いです。
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