FRB議長「今後2回のFOMC0.5%ずつ利上の公算」 必要ならさらに大きな利上に踏み切る可能性も

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米金融当局が3月に0.25ポイント利上げし、事実上のゼロ金利政策を解除した点に関しては、「恐らくもう少し早めに利上げしておくのが良かっただろう」と認めた上で、「それでどれほどの違いがあったかは分からないが、われわれはその時点で把握していたことに基づいてリアルタイムで判断しなければならず、最善を尽くした」と言明した。

2%目標達成の過程では「多少の痛み」が生じる

議長はまた、労働市場が力強さを保った状態で、インフレ率を2%の当局目標に沈静化させるソフトランディング(軟着陸)を目指しているとしつつも、その実現には「多くの困難が伴う」とし、取り組みの過程で「多少の痛み」が生じるだろうと語った。

さらに、「実際にソフトランディングを達成することができるかどうかの問題は、当局がコントロールできない諸要素に左右される可能性がある」と話し、特に地政学的な情勢とサプライチェーンのボトルネックを指摘した。 

インタビューの最後に今の考えを5つの単語で表現してほしいと質問されたのに対しては、「Get inflation back under control(インフレ抑制)」と説明した。

原題:

Powell Reiterates Half-Point Hikes Are Likely in June and July(抜粋)

(パウエル議長の発言を追加して更新します)

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著者:Rich Miller

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