昔話や自慢話をしても嫌われない「50代トーク術」 どんな状況でも長々話すのはできるだけ控える
タレントの高田純次さんが、以前にテレビでこんな話をされていました。
「年を取ってやっちゃいけないのは、説教と昔話と自慢話」
その通りでしょうね。
若い人たちからしたら、説教・昔話・自慢話は聞きたくないはずです。言いたいことがあっても、そこはグッと我慢する。それが50代に求められている基本的なスタンスでしょう。
ですが、高田純次さんも「そしたら話すことが下ネタしかなくなっちゃったんだけどね」とオチをつけて笑いを取っていましたが、説教・昔話・自慢話をすべてNGとしてしまうと、「話すことが何もない」という人も少なくないのではないでしょうか。
説教・昔話・自慢話は基本的にNGだが…
説教・昔話・自慢話は、基本的にはNGです。ただし会社にいる以上は、一定の存在感は示す必要があります。
誰とも何も話さず、いるのかいないのかわからない。そんな “会社の妖精さん”になってしまったら、「あの人いらないよね」とささやかれるようになって、リストラ候補になってしまう危険性さえあります。
また、50歳を超えると、誰にもほめられなくなったり、叱られなくなったりするものです。誰かにちょっとはほめてほしい、気にとめてもらいたいという気持ちから、昔話や自慢話をしたくなるときもあるでしょう(私も「今回の仕事は頑張ったぜ」とプチ自慢をしては、社員に「はいはい」と軽くあしらわれています)。
あるいは、多少は「うざい」と思われても、私も含め50代の人たちには長く生きてきた人間の責任として、若い世代に言うべきことは言う必要もあります。
今回は、説教・昔話・自慢話をする場合の「伝え方」について考えてみましょう。