腸を汚す「健康イメージの飲み物」意外すぎる4NG 「野菜ジュース」や「豆乳」の意外な盲点とは?

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先ほど少し触れた「豆乳」も、「体にいい飲み物」の代表だと思います。

【×NG例4】フルーツ豆乳
バナナ豆乳(写真:kikisorasido/PIXTA)

「豆乳」は、「アダムスキー式腸活法おすすめスーパーフード10」のひとつである「大豆」を材料にした飲みものなので、ぜひ積極的に飲んでほしい健康飲料です。ただし、アダムスキー博士が提案する分類方法では「スローの食品」に分類されることに注意する必要があります。

「フルーツ」を組み合わせると、「スローの食品」に「ファストの食品」を組み合わせることになるので、「バナナ豆乳」や「いちご豆乳」といった「フルーツ豆乳」は、「アダムスキー式腸活法」では残念ながらNGと考えられているのです。

豆乳には「きなこ味」や「ごま味」もありますが、これらは「スローの食品」同士の組み合わせなのでOKです。

また、「ココア」や「コーヒー」、「紅茶」も「ニュートラル」ですので、「ココア豆乳」や「ソイラテ」「ソイティー」もOKの組み合わせになります。

腸が汚れていたら、もったいない結果に…

普段の生活の中で、「体によい食べ物」の話を聞くことは多いと思います。

けれども、「腸の働き」に注目するアダムスキー博士は、「体にいいからといって、健康にいい食べものを摂取するだけでは不十分だ」と主張しています。

消化管が汚れて機能が低下していたら、「どんなに体にいい物質」も血中までたどり着けず、私たちはそれがもつ十分な健康効果を得ることは期待できないからだそうです。

むしろ「あまりに長い時間腸内にとどまった食べ物は腐敗し、さらに腸をふさぐことになりかねない」とアダムスキー博士は話しています。

「アダムスキー式腸活法」は、「食べ物の組み合わせに気をつける」「果物や非加熱の植物性オイルを積極的にとる」など日々の習慣を少しずつ変えることで、その消化管が「ベストな働き」をできるように環境を整えてあげるための健康法です。

みなさんも、ぜひいま話題の「アダムスキー式腸活法」を学び、普段の食事で「腸がしっかり働ける環境」を整え、食べたものの効果を十分に吸収できる体を目指してみませんか。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

森 敦子 翻訳家

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もり あつこ / Atsuko Mori

東京外国語大学イタリア語専攻卒業。アパレル企業勤務を経て翻訳の道へ。現在は書籍およびビジネス文書のイタリア語翻訳を行いながら、フリーランスでイタリア語を教える。

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