蓄積されたデータの規模とその利活用が、医療業界に巨大なインパクトを与えている。

GAFAMによるヘルスケアに対する投資は、2021年で31億ドル(約3700億円)を超える(CB Insights調べ)。データやAI(人工知能)の有効活用による医療関係者の業務効率化やスマートデバイスの提供による個人、法人の健康促進などが行われている。予防医療の観点から、医療費の削減につながることも期待されている。
「未来の視点から、『アップルの人類への最大の貢献は何だったのか』と問いかけた場合、その答えは『人々の健康』といえるだろう」。19年1月公開のインタビューで、アップルのティム・クックCEOはこう答えている。
アップルの強みはデータの集約にある。iPhoneやアップルウォッチのセンサー、そしてサードパーティーアプリから膨大な個人の情報が「ヘルスケア」というアプリに集まっている。ヘルスケアアプリは開発者向けツールの「ヘルスキット」とも連携している。
アップルウォッチの新機能
この記事は有料会員限定です。
(残り 2332文字 です)
【4/30(水)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら