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グーグル、メタの「巨大ネット広告」に迫る正念場 成長の源だったユーザーのデータが使えなくなる

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プライバシー保護の圧力が強まり、成長の源泉だった「クッキー」などの利用制限が逆風となっている。

アップルはアプリの利用データ追跡について、ユーザーの許可を求める施策を開始した(写真:記者撮影)

特集「GAFAMが狙う新鉱脈」の他の記事を読む

グーグルやメタ(旧フェイスブック)といったテクノロジーの巨人たちは、収益の多くをインターネット広告から得ている。膨大なユーザーのデータを広告収入に変えることで未曾有の成長を遂げてきた。

ただ、その成長の源ともいえる「クッキー」が個人情報保護規制などのあおりを受け、あと1年ほどで使えなくなる事態を迎えている。

クッキーは、ブラウザーに保存されるウェブサイトの閲覧履歴のデータだ。グーグルの「クローム」は、ブラウザーで世界最大のシェアを握る。グーグルは2023年後半にもクロームにおいて、広告配信に使われるサードパーティークッキーの使用を禁止する。

次ページクッキーを用いた広告とは?
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