IT・ネットにエンタメ・ゲーム、製造業まで、参入企業の顔ぶれは多種多様だ。何が彼らをメタバースに駆り立てるのか。
雷門から仲見世通りを抜けると、浅草寺の本堂が見えてくる。脇にそびえる五重塔を上れば、眼下の景色を見下ろすこともできる――。
仮想空間上で独自の世界を作ったり、散策したりできるアメリカ発のメタバースサービス「ザ・サンドボックス」。ここに「MetaAsakusa(メタアサクサ)」を構築中なのが、普段はカメラマンとして活動する武藤裕也さんだ。
コンピューターグラフィックス(CG)制作についてはまったくの素人。メタバースやブロックチェーン技術には以前から興味があり、仮想世界に浅草寺周辺の風景を再現するプロジェクトを発足しツイッターなどで呼びかけたところ、多くの個人クリエーターの協力を得ることができた。
「協力者の皆さんの熱量がものすごく、メタバースという新しい市場の可能性を感じる」(武藤さん)。メタアサクサには今後、お賽銭ができる機能や、NFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)を用いたアート作品の展示・販売を行える仕組みなども実装していきたい考えだ。
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