メタバースは「親より稼ぐ子」の量産装置になる 國光宏尚氏が展望する「デジタル主体」の新序列

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VRゲームを通じ、独自のメタバース構築を模索するThirdverse。代表を務める國光氏が見据える未来とはどういうものなのか。

2019年にリリースされたVRゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」。最大4人でのオンラインマルチプレーが楽しめる(画像:サードバース)

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VR(仮想現実)空間で剣を振るい戦うゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」。日本のゲームベンチャーThirdverse(サードバース)が開発・運営を手がけている。CEOとして会社を率いるのが、2021年7月に自ら創業したgumiの代表を退任した國光宏尚氏だ。
日本とアメリカにスタジオを構え、VRゲームの企画開発を入り口に独自のメタバース構築を目指すサードバース。この市場に大きく張る背景として、國光氏は「20年後にはバーチャル上のGDPがリアルのそれを越える」との見方を示す。

メタバースは「多くの人が集まる場」

――VRゲームの開発を通じて、何を目指していますか。

サードバースという社名には「サードプレイス」を「メタバース」上に作るという意味を込めている。将来的には、スティーブン・スピルバーグが監督したハリウッド映画『レディ・プレイヤー1』に出てくるVRワールド「オアシス」みたいな場所を作りたい。そこでは人々がただゲームに興じるだけでなく、仕事をしたり、学校に行ったりできる。

足元は、そこにたどり着くためにまずVRのゲームを作ろうという段階。「ガルガンチュア」のほか、2022年に新作を2本出すべく仕込んでいるところだ。

メタバースの定義自体はプレーヤーによっていろいろだが、間違いなくコンセンサスと言えるのは、“多くの人が集まる場”であること。インターフェースがスマートフォンなのか、VRなのか、AR(拡張現実)なのかといった違いはあれど、多くの人が集まっているというのは絶対条件だ。まずは、多くの人が遊んでくれるゲームを作る。

――さまざまな定義がある中で、メタバースの本質をどうとらえますか。

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