VRゲームを通じ、独自のメタバース構築を模索するThirdverse。代表を務める國光氏が見据える未来とはどういうものなのか。
メタバースは「多くの人が集まる場」
――VRゲームの開発を通じて、何を目指していますか。
サードバースという社名には「サードプレイス」を「メタバース」上に作るという意味を込めている。将来的には、スティーブン・スピルバーグが監督したハリウッド映画『レディ・プレイヤー1』に出てくるVRワールド「オアシス」みたいな場所を作りたい。そこでは人々がただゲームに興じるだけでなく、仕事をしたり、学校に行ったりできる。
足元は、そこにたどり着くためにまずVRのゲームを作ろうという段階。「ガルガンチュア」のほか、2022年に新作を2本出すべく仕込んでいるところだ。
メタバースの定義自体はプレーヤーによっていろいろだが、間違いなくコンセンサスと言えるのは、“多くの人が集まる場”であること。インターフェースがスマートフォンなのか、VRなのか、AR(拡張現実)なのかといった違いはあれど、多くの人が集まっているというのは絶対条件だ。まずは、多くの人が遊んでくれるゲームを作る。
――さまざまな定義がある中で、メタバースの本質をどうとらえますか。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
無料会員登録はこちら
ログインはこちら