転職求人倍率がリーマン・ショック以前の水準まで回復

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転職求人倍率がリーマン・ショック以前の水準まで回復

2010年12月の転職求人倍率は、1.28倍で、08年8月以降、2年4カ月ぶりに1.2倍台まで回復。09年4月の0.68倍を底に上昇を続け、リーマン・ショック以前の水準まで回復した。

新卒採用マーケットも追随か

人材ビジネスのインテリジェンスが2010年10~12月に転職求人倍率を発表した。それによると10月が1.12倍、11月が1.13倍、12月が1.28倍。7月以降、1倍超が6カ月間続いている。

業種別の求人倍率を見ると、12月は「メディカル」が3.20倍で最も高く、次いで、「IT/通信/インターネット」(1.66倍)、「メーカー」(1.32倍)と続く。ソーシャルネットワーキングサービス関連企業に加え、フラッシュマーケティング企業を含む「メディア」(0.81倍)の回復も顕著だ。

DODAの美濃啓貴編集長は「11年は、新卒の採用活動が一段落する3月末~5月にかけて、新たな求人が出てくる見通しです。今年の転職マーケットのキーワードは、語学力。グローバル化は加速度的に進行しており、営業職、企画・事務職、技術職と、いかなる職種であっても、専門知識に加え、語学力を備えた人材が求められます」という。

また、「新卒採用は中途採用より半年から1年遅れる」(インテリジェンス高橋広敏社長)との見方もあり、就職氷河期と呼ばれる新卒採用マーケットの状況も注目される。

(東洋経済HRオンライン編集長:田宮寛之) 

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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