他社が二の足を踏む業務をあえて手がける理由は。

M&A関係者の間では、「まず三田証券を押さえろ」が合言葉だ
日本橋兜町の東京証券取引所から目と鼻の先。そこに従業員わずか80人程度にもかかわらず、M&Aかいわいで知らない者はいない証券会社がある。その名は、三田証券だ。
三田証券が注目される秘密は、敵対的買収案件においても、TOBの代理人業務を積極的に引き受けることにある。
TOBでは、株主が応募する窓口としての証券口座が必要。しかし、大手証券会社はいわゆる引き受け業務を行っているため“八方美人”にならざるをえず、敵対的買収案件には長らく二の足を踏んでいた。そこを三田証券がかっさらっているのだ。
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