有料会員限定

アクティビストに狙われる会社 株主リターンの低い会社が標的に

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

株価が割安で、株を買い集めやすく、財務も健全な企業がターゲットになる。

(kai / PIXTA)

特集「ザ・M&Aマフィア」の他の記事を読む

「TSR(株主総利回り)の重要性を認識していると認められない場合、取締役の選任議案に賛成しない」

アクティビストファンドであるエフィッシモ・キャピタル・マネジメントは、株主総会での議決権行使基準をそう明記している。TSRとは、インカムゲイン(配当の受け取り)とキャピタルゲイン(株価の騰落)の合計。いわば株主にとっての総合的なリターンだ。ほかにも3Dインベストメント・パートナーズなど、TSRを投資基準としているファンドは多い。

株価急落の島精機が1位

ここではファンドの標的となりそうな日本の上場企業を、5つの指標でランキングした(記事下表)。

1つ目の指標が先述のTSR。過去3期の配当累計と株価騰落を合計し、年率に換算した。TSRが低いとターゲットにされやすい。

関連記事
トピックボードAD