ポストコロナの時代に、GAFAMのような「成長企業」を日本も生み出せるのか。世界の産業ルールが変わり始める中、躍進銘柄のトップと戦略に迫る。
上場は成長を加速させる施策
――2020年3月上場時の時価総額は初値ベースで107億円、足元では565億円となっています(11月12日終値ベース)。上場後も持続的に成長するために、どういった戦略を考えていたのでしょうか。
私たちのビジネスモデルでは、知名度や安心感が重要だ。その観点で、上場は成長を加速させていくための1つの施策と位置づけていた。
2012年の創業来、私たちのバリューの1個目は”初めから世界を見よう”というものだ。いつかはグローバル進出すると思っていた。そのため、上場は国内ビジネス向けの施策であったと同時に、今後グローバル展開をするうえでの資金的な意味も持っていた。
(上場直前の20年2月期は営業収益9.8億円で)おそらく企業規模としては少し上場を急いだほうだろう。未上場でも成長がまったくできなかったわけではないが、上場したことで知名度や安心感の向上は加速したと思っている。
――いつごろからM&Aやコールマン買収を念頭に置いたのですか。
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