上場企業のメインバンクに関し調査。534社の回答からはみずほを筆頭に銀行への不満が明らかに。

「システム障害で顧客に迷惑をかけない体制整備はもちろん、もっと顧客に選ばれるための努力をしてほしい」
ある東証1部上場企業の財務担当者は、メインバンクのみずほ銀行に対し、こう注文をつける。ここのところ相次ぐシステム障害だけでなく、みずほの経営姿勢自体にも不満を感じているのだ。
東洋経済では、9月10日から東証1部上場企業を対象にした「メインバンクアンケート調査」を実施。2048社に調査票を送付し、個別企業の名前を開示しないことを条件に534社から回答を得た。
[アンケートの概要]東洋経済は9月10日に銀行や証券など金融関連の企業を除く東証1部上場の2048社に調査票を郵送。郵送、メール、ファクスで10月1日までに534社から回答を得た。調査票では各社にメインバンクを尋ねたほか、メインバンクに対する満足度と満足/不満の理由、メインバンクを変更したいかどうか、新たに取引したい銀行があるかどうか、ITの活用が広がる中で銀行との取引が増えるかどうか、銀行のあるべき姿をどう考えるかの6項目を聞いた。複数の銀行をメインバンクとして回答した場合は、『会社四季報』を参考に最上位に記載のある銀行をメインバンクとした。
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