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5社をキャラで分析 ますます際立つ商社の社風と実力 Part2 岐路に立つ人と組織

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総合商社を取り巻く環境が転換点を迎える中、これまで不動とみられてきた5社の序列も変わりつつある。かつて万年業界4位といわれてきた伊藤忠商事が、純利益のみならず時価総額でも財閥系商社の三菱商事、三井物産を追い抜いたのだ。

5大商社の得意分野や実力は、長い歴史を持つ各社の個性と大きく結び付いている。本稿では、実際に商社員と名刺交換したことがある取引先などのステークホルダーへ企業印象調査を行ったSansanと連携し、各社の特徴を表す単語をワードクラウドの形式で抽出。それぞれ強烈なカラーを持つ5社の個性を戦隊ヒーローに例えてイラストで表現した。これを絵解きすることで5大商社の社風と実力をご案内したい。

一目瞭然!5大商社の特徴を見える化したら

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(注)純利益は2021年3月期と22年3月期予想。従業員数は単体、20年3月末時点。時価総額、PBRは5月14日終値。▲はマイナス。ワードクラウドはSansanの企業ブランド調査「Eight Company Score」から自由記述文のワードを抽出。文字の大きさは頻出度に比例

強烈な個性が業績牽引

財閥系商社を押しのけ、ダークホースとして商社の新たな顔となったのが伊藤忠商事だ。その社風を一言で表すなら「カネにうるさい関西の商人(あきんど)」。財閥系商社と異なり、大口顧客である電力・鉄鋼会社とのパイプが弱く、資源権益で大儲けをできなかった。その分、祖業の繊維やファミリーマートをはじめとした生活産業、中国での事業展開などに強みを持ち、非資源ビジネスで強力な地歩を築いた。

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