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コロナ禍で根強い「過剰論」再燃、止まらないリストラの嵐 Part1|苦悩するMR

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デジタル化や構造転換が進む中、武田薬品が大規模リストラを実施。業界への影響は大きい。

「今回のリストラで人が辞めすぎて、現場の雰囲気はとても悪くなっている。部署によっては人手が足りず、思うように営業ができていない」

国内製薬最大手の武田薬品工業は今年8月、国内の営業部門を対象に希望退職者を募集した。同社のMRは、国内全体でおよそ2000人。会社側からの発表はないため詳細は不明ながら、今回500〜600人程度が応募したのでは、という見方が社内で飛び交っている。であれば、各現場の3〜4人に1人が会社を去った計算だ。同社に残った現役MRのA氏は、冒頭のように現状を語る。

募集が始まり全対象社員に行われた面談では、人によってその内容や回数に大きな違いがあったという。武田の中堅MRのB氏は、「昔の上司の何人かから、辞めることになったと連絡が来た。私は形式的な面談2回だけで終わったが、40代後半から定年間際の人には5回以上の面談もざらにあった。『辞める』と言うまで繰り返されていたようだ」と話す。

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