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激変した営業現場、MRの本音炸烈 匿名誌上座談会

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コロナ禍で営業はどう変わったか。会社に言えない内情を聞く。

製薬業界の環境が年々厳しくなる中でのコロナ禍。「MR不要論」が台頭している業界で当事者たちは何を思っているのか。4人の現役MRに話を聞いた。(個別取材を基に座談会形式で構成)。

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「リモート営業は限界」

──コロナ禍以降、業務はどのように変わりましたか?

A 完全に在宅になった。それからは会社から、医師とのWeb面談の約束を取る工夫や、どうしたらメールで返事をもらえるのかといったノウハウの共有が始まった。ただ、そもそもメールアドレスを知らない担当医師が多かったのでリモート営業が始まった当初はどうしようもありませんでしたね。

医療機関に手紙を送り、そこにアドレスを書いてもらい、送り返してもらってメールを送るという非常にアナログな活動もしていたが、夏以降は会社からの指示も一変して、会えるならなるべく会いに行けということになっている。やはりリモート営業だけでは限界を感じている。

B 自分の担当医師で連絡先を知っているのは2割ほどだったので、やはりリモートが始まってからは苦労した。同僚の中には、なるべく業務を効率化しようとして何年も前から医師のアドレスやLINEのIDを集めている人もいたが、そういう活動は個人の裁量次第で、会社としてはそれを評価するシステムになっていなかった。だから担当医師の連絡先なんて聞く必要がないと思っていたMRがほとんどだったんじゃないか。4月以降に、担当医師のメールアドレスを集めろと大号令がかかって、がらっと変わった感じですね。

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