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「分散」需要に虎視眈々 脚光浴びるシェアオフィス

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本社に加えてサテライト。都心だけでなく郊外にも。働く場所は変化する。

「ポータルポイント原宿」内のコワーキングスペースの様子

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「設計を急きょ見直した」。オフィスビルのリノベーションやシェアオフィスの運営を手がけるリアルゲイトの岩本裕代表取締役が話すのは、同社が9月に東京・原宿に開業したシェアオフィス「ポータルポイント原宿」だ。

同オフィスは設計途中にコロナ禍に見舞われた。そこで建物の換気性能を向上させ、鍵を非接触型に切り替えたほか、ビルのワンフロアに設置予定のラウンジの設計を急きょ「新しい行動様式」に即した形に練り直した。

写真左:電話やテレビ会議用の個室ブースを新設 テレワーク普及を受け会議室を削減 写真右下:密室にならない特注の半個室ブースを設置 写真右上:利用者が向かい合わないよう座席配置を変更

座席同士の距離に余裕を持たせ、かつ極力向かい合わないよう配置。密室化を避けながら社会的距離を保てるように特注の円形ブースを設置した。会議も対面からリモートに移行すると考え、会議室を減らした一方、音量や他人の目を気にせず電話やテレビ会議が可能な個室を新設。HP上で混雑状況を確認できるシステムも導入した。座席数が減った分は利用料金を引き上げる形で事業性を確保する。

行動様式だけでなく、オフィスのあり方も変化を迫られている。3密回避などの感染予防策のほか、

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