日野自動車を襲う焦燥感、38年ぶりにトラック首位が交代
日野は昨年末に59・7億円をかけて、茨城県古河市に工場用地を取得。海外輸出を担うマザー工場の設立に向けて動き出している。11年の世界販売台数計画は12万台に設定。08年の10・9万台を上回り過去最高を目指す。さらに15年には20万台まで引き上げるなど野心的だ。
だが、海外展開で先行する三菱ふそうは、親会社の独ダイムラーとともに小型車を世界40カ国以上で展開。いすゞも平均価格を2割下げ、現地生産を前提とした低価格車の投入準備を進めている。
はたして出遅れた海外展開で巻き返せるのか。国内首位陥落からの次の一手が注目されている。
[+画面クリックで詳細チャートを表示 <会員登録(無料)が必要です>]
(松浦 大 =週刊東洋経済2011年1月22日号)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら