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サービス残業していませんか、テレワークの落とし穴 Part 2 コロナショックは終わらない

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コロナ禍で一気に普及したことにより、ひずみも生まれつつある。

労働時間が管理しにくい、光熱費がかさむといったデメリットも(NOBU/PIXTA)

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週刊東洋経済 2020年6/6号
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柔軟な働き方を可能にするテレワーク。だが解決すべき課題も少なくない。

その最たるものが労働時間の管理だ。本来、在宅勤務であっても、オフィスで働くのと同じように厳格な労働時間の管理が求められる。所定時間を超えて働かせれば、その分の残業代を支払う必要がある。

ところが、東証1部に上場する建設関連会社の人事部長は、「残業を申請する社員が新型コロナの感染拡大前より少ない」と語る。

「私たちは『残業は申請させるようにしてください』と伝えているが、現場の上司がちゃんと管理できておらず、実際は“隠れ残業”をしている社員が結構いるのではないかと心配している」(同)

社員が申請を躊躇する理由はいくつか考えられる。その1つは「家でだらだら仕事をしていた」と思われたくないことだ。上司は勤務態度や仕事ぶりを目で確認できないことから、残業を申請すると評価を下げられてしまうのではないかと考えてしまう。

リクルートマネジメントソリューションズの調査によると、仕事のプロセスや成果が適正に評価されていないのではという不安が増える人は約3割に上る。ほかに仕事に関連するストレスが増えている人も3割近くいる。

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