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監査法人がイエローカード、事業存続が困難な会社 危うい会社6|疑義注記&重要事象

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この先1年間、事業を継続できるかわからない。“危うい”どころか、“危ない”会社だ。

大塚家具の大塚久美子社長。業績悪化に歯止めがかからない(撮影:尾形文繁)

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「最大50%OFF 約12000品目一斉値下げ!」。大塚家具は、11月30日から12月31日まで令和最初の年越しカウントダウンと銘打ったセールを実施中だ。

セール2日目の日曜日、新宿ショールームでは、大半の家具に値引き率を強調した赤札が付けられていた。下の階こそポツポツと客がいるものの、上の階に行くに従い客は減り、手持ち無沙汰の店員が目についた。

創業者の大塚勝久氏と実娘の大塚久美子社長の路線対立が表面化したのは、2015年のこと。その後、株主総会でのプロクシーファイトで勝利した大塚社長が経営を担ってきたが、16年12月期から3期連続で売上高が減少、営業利益、経常利益、純利益すべてで損失を計上している。

足元も業績悪化に歯止めはかかっていない。19年1~9月期の売上高は前年同期比23.2%減、純利益は30.6億円の損失となった。9月末の現金預金等21.9億円は前年9月末の22.8億円と同水準だが、今年3月に第三者割当増資で26億円を調達しており、資金流出の深刻さがうかがえる。

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