加齢に伴い、赤黒く、凸凹してくる男性の肌。改善法はあるのか。
仕事で人に会うとき、相手には少しでもよい第一印象を抱いてもらいたいもの。では、印象の良しあしを判断する際、人は相手のどこを見ているのか。体型、服装、髪形に次ぎ、意外とチェックしているのが、顔の肌である。
女性と違い、多くの男性はすっぴん状態で人前に出るため、ありのままの肌が相手の視線にさらされる。ミドル世代の読者の中には、「最近、肌の衰えが気になってきた」という人もいるのではないか。男性の肌の老化対策について、マンダム基盤研究所の山口あゆみ氏は次のように解説する。
毎日の習慣づけで改善
私が勤務するマンダム基盤研究所は、15年前に男性の肌に関する研究を始め、1400人分の皮膚データを蓄積してきた。ここからわかってきたのは、老化による肌の変化が、その人の印象にネガティブに働くことだ。
こんな調査結果がある。同一人物(男性)の10年前と現在(29歳〜53歳の15名)の顔画像を男女92人に見てもらい、22項目にわたる印象評価をしてもらった。結果、10年前比で増していた印象は、上位から順に「疲れている」「イライラしている」「神経質そう」「ケチそう」だった。「ダンディー」「仕事ができそう」「知的な」などの印象も増加しており、貫禄が出てきた、ということかもしれないが、残念ながら増加度は前の4つより低かった。
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