キャリアにつながる学びは資格取得だけではない。民間スクールや社会人大学院、自治体の生涯学習講座など選択肢は多様だ。ここではキャリア形成に役立ち、かつ手軽に参加できる学びの場を3つ紹介しよう。
大学が正規の授業とは別に、一般人を対象に開設するのが社会人講座だ。年齢や学歴を問わず、誰でも受講できる公開講座や、国のお墨付きである「履修証明」を交付する講座などがある。
公開講座の総数は1990年代前半に年間4000弱だったのが、2010年代には3万以上に増加。1日だけの講座もあるが、数カ月~半年単位で受講料が数万円以上の講座が多い。受講者は「シニアとビジネスパーソン、学生が多い」と、大学公開講座ポータルサイトを運営するセカンドアカデミーの佐々木偉彰エグゼクティブコンサルタントは語る。
もともとは民間カルチャースクールが提供するような趣味の講座も多かったが、「近年は大学がやる意義がある専門性の高い講座に移っている」(佐々木氏)。文部科学省の調べでは、公開講座のカテゴリーは人文・教養や語学が多くを占める。最近は、「社会人の学び直しを意識した講座が増えている」(佐々木氏)という。
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