転職市場で埋もれないためには独自の魅力を打ち出すことが必要だ。採用する側の視点に立って、キャリアを組み立てよう。
40歳前後になると、会社における自分の立ち位置がおのずと見えてくる。定年後もできるだけ長く働くことを考えると、今の勤務先にい続けるという選択肢だけではなく、転職することも視野に入る。
では転職を成功させるためには、どんな準備が必要なのか。即戦力を目指し、社内での実績をこつこつと積み上げればいいという考えではまずい。「ソニーに20年勤務した技術者」も「パナソニックに20年勤めた技術者」も、採用する側からは、大きな差がないと判断されてしまうのが実情だ。大勢の候補の一人にしかならないので、採用に至りにくく、収入の増加は期待できない。
重要なのは、採用する側の視点に立って考えることだ。「この人だったら、こう活躍してくれる」という明確なイメージが湧くかどうかが、取捨選択をする基準になる。それをクリアするには、自分にできることやこれまでの実績を事前に洗い出したうえで、採用する企業のニーズに応じて、柔軟に組み立てられるように整理しておくといい。
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