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納骨形態はますます多様化 お墓購入・改葬の最新知識 人気の樹木葬、永代供養に要注意

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言葉のイメージだけで判断するのではなく、細かく内容を確認することが重要だ。

メリット、デメリットは墓地によって異なる。まずは現地に足を運んでみよう(撮影:今井康一)

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明治以降、日本の墓は基本的に子々孫々引き継いでいくことを前提として建てられていた。しかし、住環境の変化や家族関係の変化などにより、墓に対する考え方は多様化し、現代のニーズに合った弔い方が考えられるようになっている。

一般的な石を使った墓を建てたい場合、立地、宗教・宗派、予算などに合う墓地を、インターネットなどで調べてある程度絞り込み、実際に訪問して比較検討する。

墓のデザインは、霊園や寺院の規約の範囲内で、区画の大きさを考慮して決める。最近増えているのは、縦長の和型ではなく洋型といわれる横長タイプだ。

霊園は、管理・運営の事業主体が自治体の「公営墓地」、寺院境内にあり檀家となることを前提とする「寺院境内墓地」、事業主体は寺院などであっても開発・販売に民間業者が絡んでいる「民間墓地」に分けることができる。一般墓だけでなく納骨堂や樹木葬墓地もこのいずれかに当てはまる。

「公営墓地だから安い」「民間墓地は永続性が不安」「寺院墓地は檀家としての関わりが面倒」というわけでは必ずしもない。公営でも都心の青山辺りだと公募価格は1区画400万円を下らない。民間墓地の事業主体は寺院などのため、永続性のリスクは寺院墓地とそう変わらない。寺院墓地における寺院との付き合いは住職次第という面がある。それぞれのメリットや注意点などを見学の際に詳しく聞いておきたい。

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