葬送方法が多様化し、たくさんの情報があふれる中で、何を基準に業者を選択すればいいのか。最低限押さえておくべきポイントを解説する。
特集「実家の片づけ 激変する相続 死後の手続き」の他の記事を読む
近年、「○○葬」という言葉が増えている。特定の宗旨、宗派によらないスタイルの自由葬、家族と親しい友人・知人のみが集まる家族葬、火葬のみの直葬のほか、故人を彷彿させる曲を流す音楽葬を少しアレンジした「ロックンロール葬」や「ミュージカル葬」、自宅のリビングを模したかのような空間で行う「リビング葬」、故人との告別(対面など)に主眼を置く「ビューイング葬」などさまざまだ。
「リゾート葬」「ダイヤモンド葬」なる新語も登場した。リゾート葬は「リゾート地で行う葬儀」をイメージしてしまいそうだが、名付け親である鎌倉新書(葬儀・仏壇・墓のポータルサイトの運営会社)によると、リゾートで観光やグルメ、旅行を満喫できる場所の近くにお墓を持つことだそうだ。ダイヤモンド葬は、遺骨に含まれる炭素を特殊加工してダイヤモンドにし、それを手元に置いておくという供養方法のことだ。
もはや何が何だかわからないほど葬送方法が多様化し、十分すぎるほどの情報がインターネット上に掲載されている。そうした選択肢の多さがかえって混乱を招いているように思われる。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら