モノであふれる実家の整理や親の死後対応は子世代が抱える悩みだ。7月には約40年ぶりに大幅改正された相続法が本格施行され、知らないと損することも出てくる。「親の3大問題」解決に必要な知識とノウハウを習得しよう。
特集「実家の片づけ 激変する相続 死後の手続き」の他の記事を読む
Part1 実家の片づけ|モノの置き場を「使う頻度別」で分類
親と離れて過ごす子世代にとって、モノであふれる実家の整理は頭の痛い問題だ。親の機嫌を損ねず、きれいに片づける方法を伝授する。
見える化・ムダとり・カイゼン 『トヨタ式』で快適空間づくり
実家の片づけといっても、どう進めていいか悩みがち。そんなときはトヨタ式の3つの手法「見える化」「ムダとり」「カイゼン」が役に立つ。「トヨタ式おうち片づけ」の基本的な考え方はシンプル。「モノの数を決めて、仕組みをつくること」だ。
最初に行うのは「見える化」だ。トヨタグループで使われる見える化とは、「関係者が状況を一瞬で把握できること」を指す。家の中に置き換えると、タオルを何枚持っていて、それは適正な量か、自信を持って答えられるだろうか。モノの総数を把握し、適正量を知ることから片づけは始まる。
まずはチェックリストを使って、実家の現状を見える化しよう。
Aが多い人は「現実を見て見ぬふり」タイプだ。部屋の中がモノであふれているのに、「それでも足りないのでは?」という不安があり、たくさん買ってしまう傾向がある。毎日使うモノの適正量を見直すことから始めよう。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら