アパレルから外食まで異業種参入の思惑 無印良品も銀座でホテル開業

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hotel koé tokyo
ストライプインターナショナル|2018年2月開業

流行などへの感度の高い若者が集う東京・渋谷。建て替え中のファッションビル・パルコの正面にひときわ目立つガラス張りの建物がある。その1~3階に入るのが、アパレル大手・ストライプインターナショナルが今年2月に開業した「hotel koé tokyo(ホテル コエ トーキョー)」だ。

客室は3階で、1階にはレストランやイベントスペース、2階にアパレルショップも入居する。「渋谷の街と融合した施設にしたい」という思いから、ガラス張りの外観にした

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1階にレストラン、2階に同社のアパレルブランド「koé」の洋服や雑貨などを扱う店舗が入り、3階が客室となっている。アパレルショップに泊まるような新しい感覚の空間を創り出すため、開業に当たり、設計やデザインをはじめ各分野で活躍する若手クリエーターを集めたチームを編成した。

ホテル出店はブランド認知度を高めるための新しい方法だ。同社は2014年に世界展開を見据えた新ブランドのkoéを立ち上げた。ホテル コエは、同ブランドを海外にも広めていくためのグローバル旗艦店という位置づけだ。

客室は10室と小規模だが、1階では金曜と土曜に音楽イベントを開催し、宿泊客に限らず多くの人を集める仕掛けを用意する。「ホテルを一つのエッセンスに、複合施設全体としてのブランド発信を目指したい」(ストライプインターナショナルkoé事業部の篠永奈緒美クリエイティブディレクター)。

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