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共働き時代をどう生きるか Interview|駒崎弘樹/中野円佳/筒井淳也

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共働きが増える中、社会や個人に今できることとは何か──。3人の識者に聞いた。

聞き手:許斐健太、富田頌子

育児を社会全体で担い男性は家庭進出せよ

認定NPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹

こまざき・ひろき●1979年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、2004年にフローレンス設立。日本初の「共済型・訪問型」の病児保育サービスを開始。1男1女の父。(撮影:梅谷秀司)

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共働き夫婦がつまずく根底には2つ問題がある。1つは働き方だ。長時間労働が前提で多様な人が働きづらい。女性も社会進出してきたが、会社で男性化することが求められてきた。この中で子育てするのは大変だ。

もう1つの問題は男性だ。女性の社会進出と同時に男性も家庭進出できていれば、家事、育児、仕事がある程度分散され、現状も改善されたはずだ。それができず、仕事と家事・育児の負担が女性に乗っている。

私は2010年から厚生労働省「イクメンプロジェクト」の推進委員会委員をやっている。そこでの調査によると、男性の育児参加率は3割。7割は参加していないのだ。

男性はまず、「子育ての主担当は妻」という考えをやめるべき。共働きなら共家事、共子育ては当たり前。「手伝うよ」ではダメで、「2人でやる」と意識転換してはどうか。仕事、家事、育児をすべて1人でやるワンオペは無理だ。

さらに、初期段階から男性の意識を変えなければならない。女性は里帰り出産をしてその間に女性が育児をやるものだと設定されていく。男性も育休を取り、初めから育児するものと頭にインプットすればよい。

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