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ロシア|プーチンが見据える軍事的な世界秩序 旧ソ連圏への渇望

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昨年、ロシアの海軍記念日で海軍基地を訪問したプーチン露大統領(Abaca/アフロ)

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ロシアのプーチン大統領は3月18日の大統領選挙で難なく当選する見込みだ。5月の就任式を経て4期目に入る。

2024年までの6年は最後の任期であり、プーチン流世界戦略を完成させる期間となる。その世界戦略を理解するには、地政学を押さえることが肝要だ。4期目はさらに強硬な外交・安全保障政策に走り、欧米との軍事的緊張が高まるおそれがある。

プーチン大統領は00年の就任後、4回の戦争を指揮した。

ロシア南部・チェチェン共和国の独立運動を鎮圧した第2次チェチェン戦争、08年にジョージアに介入したジョージア戦争、14年にクリミア半島を併合し、ウクライナ東部に介入したウクライナ侵攻、それに15年にシリアのアサド政権を擁護して発動したシリア空爆だ。そこには、旧ソ連の勢力圏を維持しながら、米国のプレゼンスが小さい地域に機会主義的に進出するという特徴が読み取れる。

「旧ソ連圏への影響力確保」は、ロシアの世界戦略の機軸だ。ロシアは米国が旧ソ連圏に進出し、「カラー革命」(革命運動の象徴として色がシンボルになっている)で民主化が起きることを警戒。ジョージア、ウクライナの親米派国家には軍事力で打撃を与えた。

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