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再編の波押し寄せる教員養成大学 量より質が問われる時代

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「教育学部の教員志望者のうち、現役で正規採用されるのはおよそ半分だ」。私立大学で教員として就職する学生が最も多い、文教大学・越谷校舎のキャリア支援担当者は、現在の採用環境についてそう話す。

教育学部を持つほかの大学でも同じような状況だ。現役で正式採用されなくても、ほとんどが「臨時採用教員」という形でまずは採用される。そして多くが2~3年後に正式採用される。

教員の採用環境は少し前に比べて好転している。2000年前後は教員の定員枠がいっぱいで「空きがない」状況だった。だが、団塊ジュニア世代の入学に合わせて大量採用された教員たちが定年を迎え、採用の間口が広がっている。

公立学校の教員採用試験の倍率は、00年には12~17倍と高かったが、直近では中学・高校で7倍、小学校に至っては4倍を切る水準まで低下している。

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地方と都市部でも温度差がある。地方では人口減少が進んでいるため、採用枠は小さくなっている。地方の学生の中には地元での教員としての就職の道をあきらめ、教員不足が続いている都市部に出てくる人も少なくない。ただ、都市部での募集は臨時採用が中心だ。

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