「来年から子どもの夏休みが10日間程度に短縮される」
そんな言葉が独り歩きをし、全国的に賛否を巻き起こしたのが静岡県吉田町の教育プランだ。春、夏、冬、合わせて2016年度61日あった長期休業日を18年度から40日程度に短縮し、年間授業日数を16年度の206日から18年度220日以上へ増やす方針だ。具体的に季節ごとの休みを何日減らすのかはこれから決定する。
これは次期学習指導要領への対応策を先取りして盛り込んだもの。小学校では外国語の授業が新設され、授業時数が3〜6年生の各学年で年35コマ(1コマ45分)増えることになる(中学校は増減なし)ため、今年2月に町長が発案した。
メリットはある。多忙な教員の負担を軽減できるのだ。吉田町の教員勤務時間は8時から16時30分だが、6時間授業の場合は下校指導が終わるのが16時。そこから30分で次の日の授業準備や校務を行うことは難しく、超過勤務を余儀なくされている。
プランが導入されれば、年間授業日数が増える。一方で「6時間授業の日をなくす」「平日に2日、4時間授業の日を作る」などして、1日の勤務時間を軽減できる。土曜日に授業を行う、1週間当たりの授業時間数を増やすという選択肢も考えられたが、それでは教員の負担がさらに重くなる懸念があった。
「生み出された時間を次の日の授業準備に充てられるので、授業の質が高まる」(吉田町教育委員会事務局・学校教育課の栗林 樹課長)効果も期待できる。
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