多少の理系知識がある人でも、AI技術を理解するのは容易ではない。ましてや文系には困難だ。それでもAIにかかわらざるを得ない人のために、覚えておけば安心の頻出用語を解説する(順不同)。
【機械学習】
AIの一種。大量のデータをコンピュータ上のアルゴリズムに入力し、コンピュータ自身にデータの中の規則性や特徴を見つけさせる。ディープラーニングは機械学習の一種で、このほかにランダムフォレストやサポートベクターマシン、ロジスティック回帰といった種類がある。将棋AIのポナンザなど、近年高い実績を残しているAIは基本的にすべて、機械学習と分類できる。
【ニューラルネットワーク】
人の脳を模して、コンピュータ上に疑似的なニューロン(神経細胞)のネットワークを作り、ニューロン間のつながりを学習で変化させるアプローチ。この分野の国内の第一人者は、甘利俊一・東大名誉教授。ネットワークは大別すると「入力層」「中間層」「出力層」の3部分で構成される。データをネットワークに入力すると、入力層〜中間層でデータから特徴を抽出し、それを中間層〜出力層で組み合わせてさらに複雑な特徴を抽出する。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら