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ヤマトを脅かす新興宅配業者 アマゾンの配送でシェア拡大

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1987年の創業時から即日配達に対応。1都3県をカバーする(撮影:尾形文繁)

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アマゾンの荷物はヤマト運輸や日本郵便が届けることが多い。ただ最近は聞き慣れない業者が届けるケースが出てきた。アマゾンが「デリバリープロバイダ」と称する宅配業者だ。アマゾンのホームページにはSBS即配サポート、ファイズ、ジャパンクイックサービス、札幌通運の4社が名を連ねる。いずれも宅配主体ではなく、企業間をメインにする物流会社だ。

2月、東京都内のある配送センターを訪ねた。外観は何の変哲もない普通の倉庫だが、待機している十数台の軽ワゴンの荷室にはおなじみのアマゾンの段ボールがぎっしり詰まっていた。ほかの会社の荷物はない。

ここはSBS即配サポートが運営するアマゾン専用のセンターだ。写真撮影は許されなかったが、アマゾンで注文された商品が集まり、SBSが顧客に届ける。アマゾン専用のセンターを四つ運営し、都内6区(中央、千代田、港、江東、品川、世田谷)の配達を受け持つ。

「アマゾンから自社専用の宅配網が欲しいとの申し出があった。都内の中枢部ならばと引き受けた」と即配サポートの親会社で、企業の物流業務を一括受託する3PLで成長を続けるSBSホールディングスの鎌田正彦社長は言う。

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