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ビジネス #物流が壊れる

倉庫火災発生で苦境に立つアスクル 最先端技術の巨額投資が水の泡に

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  • 福井 純 「会社四季報オンライン」編集部長
白煙を上げるロジパーク首都圏。窓が少なく、火元に放水しにくいため消火が難航(朝日新聞社 / 時事通信フォト)

200億円もの資金を投じた事務用品通販大手・アスクル自慢の物流センター、「アスクル ロジパーク首都圏」(埼玉県・三芳町)が危機に瀕している。2月16日に1階の段ボール置き場で発生したとみられる火災は、在庫商品の多い2、3階へと延焼。当時倉庫内では400人以上が作業しており、火災で男性従業員2人が重軽傷を負った。

延べ床面積が広く、外壁は窓などの開口部分が少ないこともあり、消火活動は難航。周辺地域に黒い煙が立ち込める中、消防当局は重機で壁を壊して放水し、鎮静化するかに見えた。が、19日未明に二度の爆発が発生した。倉庫内のスプレー缶に引火したもようだ。約4.5万平方メートルが焼失し、発生から7日目の22日午前9時半、ようやく鎮圧された。

販売にも影響が出ている。オフィス用品の通販についてはほぼ通常通りだが、食品や化粧品などを扱う個人向けインターネット通販「LOHACO(ロハコ)」は、2月22日時点で東日本地域では取扱商品が限られている(2月末メドに通常化)。

地上3階建て、延べ床面積約7万2000平方メートル。2013年に稼働したロジパーク首都圏は全国に七つある物流拠点のうち、横浜などと並ぶ中核施設だ。アスクルは12年に日常使いの商品を扱うロハコを立ち上げた。後発ながら17年5月期の売上高は500億円を見込むなど急成長しており、それに合わせて物流施設に直近5年間で500億円を投資、そのうちロジパーク首都圏は200億円を占める。

ロジパーク首都圏では多くの作業を自動化、個人向けと法人向けの物流が同時に処理でき、センターで注文を受けてから段ボール箱の作成、荷詰め、出荷まで最短20分で行う体制を整えていた。

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