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――オールドメディアが昨年、流行語のトップテンに入りました。新聞がそう呼ばれることをどう受け止めますか。
オールドという言葉は、必ずしも悪い意味ばかりではない。日本の新聞には約150年の歴史がある。欧米はもっと古い。4マス(新聞、テレビ、ラジオ、雑誌)の中でも圧倒的に古いが、その分だけ蓄積、経験値、伝統がある。もちろん戦時中のような負の歴史も背負っている。オールドといわれればオールドだ。
――ネガティブな意味も帯びています。
ネガティブなニュアンスで使われるのは率直に言って愉快ではない。新聞は歴史が長いがゆえ、これまでも厳しい視線にさらされてきた。それはある意味、仕方のないことで、批判される部分があれば改善しなければならない。しかし、われわれは単に古いだけのメディアだとは思っていない。
――ほかにどんな呼び方がありえますか。
林芳正総務相は「クラシックメディア」という言葉を使っておられた。朝日新聞社の角田克社長やCBCテレビの松波啓三社長が言及したように、代替できない重要でベーシックなものだという意味では「エッセンシャルメディア」がある。「レガシーメディア」「トラストメディア」もある。
ニューヨーク・タイムズ発行人のA・G・サルツバーガーは、今年の世界ニュースメディア大会で「オリジナルジャーナリズム」という言葉を使った。現場に行って、人と会って、情報を掘り起こし、それを分析して、権力を監視する。そういう地道な作業を自らコストを払ってやっているという意味だ。われわれはそういうメディアだと自認している。
――どの呼び方がふさわしいですか。
どの呼び方にも共通しているように、できる限りの取材を尽くし、裏を取って、確かな情報をお届けするメディアだと伝わることが大事だ。
――なぜネガティブなイメージを持たれていると思いますか。
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