実家の片付けは自宅の片付けとは大違い。いつ、何から、どんなふうに始めればいいのか。無理せず続く整理整頓の心得を伝授。
親の家はどうすれば片付くのでしょうか。まずお伝えしておきたいのは、「親の家の片付け」と「自分の家の片付け」はまったく別物であるということです。自分で片付ける場合、物を捨てるか残すかを判断するのは自分ですが、親の家なら当然、親。高齢になり判断力が多少心もとなくなってきていたとしても、親の意向は最大限に尊重しなくてはなりません。
ですから、片付けにあたっては親と十分なコミュニケーションが取れていることが何より大切であり、まずはそのために時間を割くべきです。ここではそれを前提に、親の家を上手に片付けるための7つのポイントについて説明したいと思います。
第一に、片付けのゴールは「安心して暮らせる安全な部屋」にすること。すべての部屋をスッキリきれいにする必要はなく、親がよく使う場所の危険の除去にさえ努めればいいのです。普段よく通る玄関、廊下、キッチン、トイレ、お風呂などの生活動線上に物が放置されていないかチェックしましょう。床の上に置かれた物は、つまずいて転ぶ危険があるので別の場所へ片付けます。毎日使う物が高いところに置いてあるなら、上げ下ろしに危険が伴うので低い位置に移動します。無駄な動きがなくなってご両親もきっと喜ぶはずです。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら