政治家から作家、学者まで、各分野の賢人は、どんな情報収集の習慣を成果につなげているのか。
[ポイント1]
賢人たちにはどんな情報収集の習慣があるのか。理論派の石破茂衆議院議員は、ネットは便利だがネットで情報を見つけたらその人の書物を読むという
[ポイント2]
A.T.カーニーの梅澤高明氏は人(人脈)をいちばんの頼りとしている。作家の橘玲氏は、エビデンスのある暴論を読書や旅行から構築するのだという
[ポイント3]
AI研究の第一人者・松尾豊氏は、まず自分の考えがあって、それを検証するために情報収集があると説く。極端な情報に飛びつくのは禁物と警鐘を鳴らす
衆議院議員 / 石破 茂
若手時代の図書館通いで政策や答弁能力を鍛えた
「ポスト安倍」候補の一人と目され、永田町きっての理論派として知られるのが石破茂衆議院議員だ。防衛から農政、地方創生まで幅広い分野の高い答弁能力は、どんな情報収集から作られたのか。
石破氏によると30代半ば、細川護熙内閣の誕生で自民党が下野し、自身も自民を離党した際の経験が大きかったという。「与党時代なら役人が熱心に政策の説明に来るし、そのうえで新聞を読めばもっともらしい話ができた。でも野党になると役人は丁寧には説明してくれず、自分で勉強するしかない。そのときに覚えたのが国会図書館の使い方だった」(石破氏)。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら