大阪の阪神電気鉄道梅田駅から特急で10分余り。甲子園駅で下車して改札を抜けると、目の前に見えるのが高校球児にとってあこがれの地、阪神甲子園球場だ。1924年に建設され、現存する球場の中では日本で最も古い。収容人数は4万7508と日本一を誇る。
今年は8月7日(日)から始まる熱戦の舞台はどんなところなのか。本誌は一足先に訪れた。
球場を訪れると最初に目に入るのは、外壁を覆っているツタだ。球場の完成当初はコンクリートむき出しで殺風景だったことから、見た目を改善するために植えられた。
2007年のリニューアル工事開始に合わせすべて伐採されたが、そのときの種子を生育して再植樹した。20世紀最後の夏の大会を記念して日本高等学校野球連盟(高野連)加盟校に贈り、育てられていた苗木も「里帰り」として移植している。球場全体を覆うにはまだ時間がかかるが、壁面緑化によりヒートアイランド現象の緩和や空調効率の改善にも役立っているという。
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