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親も学校も火の車 高校野球のおカネ事情

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野球部に所属している高校生は16.7万人(2016年5月末時点日本高等学校野球連盟調べ)。男子高校生の10人に1人が野球部員だ。では強豪校で活躍するような球児を息子に持つと、どのくらいのおカネが必要になるのか。東京都内の強豪2校に在籍したA選手、B選手の例で見てみよう。

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どちらも小学校に上がったタイミングで野球を始めた。中学時代はA選手が部活動、B選手が学外の私設チームに所属。どちらも高校は私立に進んでいる。一見してわかるのは、中学時代の費用の差が大きいこと。これはB選手が私設のボーイズリーグ(以下、ボーイズ)で硬式野球をやっていたためだ。

中学校の部活動は原則として軟式野球。早くから硬球に慣れさせるには、私設チームに所属する必要がある。軟式と硬式ではボールの打ち方や捕球の仕方が異なるため、高校から硬式にするとレギュラーになるまでに時間がかかりがちだ。強豪校進学を見据え、ボーイズなど私設チームに入会する中学生は多い。

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