今年で101年目を迎える高校野球の魅力の一つは、都道府県対抗で地域性が前面に出ているところだ。地域に根付き、地場産業的な要素を含みながら発展している。ここでは県民性などを加味しながら勢力分析をしてみたい(以下、高校名は略称)。
なお別記事には過去5年の出場校データと、筆者が独自評価した甲子園出場難易度(一般の技術レベル部員の多い高校が甲子園に出場しやすいかどうかを★で評価)を掲載したので参考にしてほしい。(→関連記事へ)
北海道・東北
北海道は夏の選手権大会で全国最多出場回数を誇る北海など強豪校はあるが、なかなか上位まで勝ち上がることはできていない。ただ駒大苫小牧が田中将大投手(米ニューヨーク・ヤンキース)を擁して2連覇(2004~05年)してから、少しずつ変化が生まれている。
「雪に閉ざされている」と思われがちな北海道勢だが、実は暖房を利かせた室内練習場で徹底した打ち込みや投げ込みができるため、本州勢よりも恵まれている。南北海道では北照、北北海道では白樺学園などが力をつけている。
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