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きれい事ではない野球留学の裏事情 高校野球もう一つの真実

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ダルビッシュ有選手はボーイズリーグから野球留学を経てプロ入りした1人だ(時事)

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「広域通信制という仕組みに、花のつぼみが膨らんだようだね。全国から人を集める野球留学と特待生制度をうまく使って学校の信用を上げ、宣伝をする。クラーク記念国際高校が甲子園出場を決めて、全国の広域通信制高校の経営者は『ビジネスチャンスが来た』とほくそ笑んでいるだろう」

アマチュア球界で50年、小学生から大学生までの指導者として君臨してきた古参の野球人の言葉だ。

広域通信制高校は全国を対象に生徒を集め、単位制で卒業を認める高校だ。全国に散在しており、その一つである生徒数1万2000人のクラーク記念国際高校(北海道)が夏の選手権大会への初出場を決めた。

広域通信制は一般的に中退者や不登校者、学力不足で進学できない生徒がリポートを提出し、単位を得て卒業する仕組みだ。しかし「リポート提出が続かず、卒業できるのは2割しかいない」と首都圏の私学経営に携わる消息筋は言う。

そこで、教育とは無縁のビジネスの世界でのし上がった広域通信制の学校経営者たちが、より多くの生徒を獲得するために高校野球を利用しようと動きだしている。使うのは、学費などが優遇される「特待生制度」だ。

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