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ついに日本上陸! 驚異の 1時間配送 全国展開もすでに視野

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世田谷区尾山台駅近くにある小型の物流センター。千葉県市川市の物流センターと比べ、延べ床面積は60分の1だ(撮影:尾形文繁)

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アマゾンが日本で当日配送を始めたのは2009年10月。日本中のどこにいてもすぐに商品が届くという便利さで、ユーザーを増やしていった。当日配送こそ、アマゾンがユーザーを経済圏に引き寄せる強力な“磁力”となっている。

そして15年11月、究極の配送スピードを実現する新サービスが産声を上げた。年会費3900円のプライム会員を対象に、最短1時間で商品を届ける「プライム・ナウ」が世界で4番目に始まったのだ。

まずは東京都世田谷区等々力に、ナウ専用の小型物流センターを開設。ここを起点に近隣地域へ商品を届け始めた。全体の品ぞろえは1・7万~1・9万点で、1回当たり2500円以上の注文で利用できる。アマゾン ジャパンとして初めて卵、牛乳、ヨーグルト、バターなどの生鮮食品を取り扱っている。スマートフォンで専用アプリをダウンロードすれば、すぐに利用できる。

配送所要時間が1時間以内の「1時間便」と2時間単位の「2時間便」から選べる。1時間便は1回当たり890円の配送料金が発生するが、2時間便は無料。配送や注文の対象時刻は便によってそれぞれ異なる(詳細は図1)。

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