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欧州に広がる アマゾン「恐怖症」 現地ルポ労働・法律問題にまで発展

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ロンドンの時計台「ビッグベン」の前を走るアマゾンの配送車。欧州国民は何を思うのか

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クリスマスまで残り1カ月を切った、2015年11月末。各店の看板やショーウインドーに太文字で仰々しく記された「セール」のうたい文句とは裏腹に、英国ロンドン中心部のショッピング街に並ぶ各店の人出はまばらだった。

ここ数年、祝日となる感謝祭の翌日を「ブラックフライデー」と題し大規模なセールを行う米国の習慣が、英国にも浸透している。14年には、ロンドンにある大手デパートの店内で商品を奪い合う買い物客の姿がテレビのニュース番組で何度も映し出されていたほどだ。

しかし昨年は、同じような光景を自らの手で撮影しようとカメラを手にして出掛けたものの、大型デパートの店内はいつもと大して変わらず肩透かしを食った。

激戦続く英スーパーに「フレッシュ」が追い討ち

人出のまばらな街中の各店とは対照的に、ネット通販の巨人・アマゾンはこの日だけで商品740万点以上を売りさばき、英国法人は過去最高記録を達成した。

アマゾンの成長を支えるのは会員制の「アマゾン・プライム」だ。英国では07年から始まり、年会費79ポンド(約1万3000円)を支払った会員は追加費用なしで当日・翌日に商品を受け取れる。映画や音楽の視聴サービスも使い放題となる。現在世界8カ国で展開されているプライム会員向けサービスは着実に会員数を伸ばしており、同時にリアルの店舗から顧客を奪いつつある。

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