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東京での成功が世界展開に弾みをつけた オリヴィエ・ジョリヴェ アマンCEO

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Olivier Jolivet●フランス生まれ。43歳。1998年クラブメッド入社。主にアジアでホスピタリティビジネスにかかわる。2008年アマン入社、14年から現職。

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──東京での開業から約1年、ここまでの結果をどう受け止めていますか。

期待を上回る結果だ。当初は価格が高すぎる(1泊9万円~)などともいわれたが、世界のアマンジャンキー(アマンを熱烈に支持する顧客層)にたいへん満足してもらっている。

リゾートの開発期間は通常3年だが、東京の開業には10年を要した。アマンはホテルというよりライフスタイルブランド。ビルの中のアマンは東京が初の試みだったが、これまでアマンリゾートを手掛けてきた建築家を起用し、高さ30メートルの吹き抜けの天井など、客室よりも空間を重視して開発した。難産ではあったが、だからこそアマンは特別になる。他社がまねすることも難しくなる。

課題があるとすればサービス面。かなりいいレベルまでいっているが、改善の余地がある。ホテルの中だけでなくホテルの外でも特別な東京を体験できる、アマンならではのサービスを提供したい。

京都と北海道にも開発計画

──今春、伊勢志摩に日本で2軒目となる「アマネム」を開業します。

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